プジョー3008・5008 2021年マイナーチェンジとPHEVの内容
2023.6.8更新
私も乗ってるプジョー・3008が遂にマイナーチェンジを迎えます。
現行モデルのデビューが2017年。約4年での改良となりました。
プジョーの中でも一番の売れ筋、一番の稼ぎ頭、そして2020年欧州で最も売れたSUVという事で、どのような改良内容になるのかご紹介します。
発表は2021.1月末。
もうすぐですよー。
すでに情報かき集めてる方には新鮮味無いかもしれませんが、今分かってる範囲で情報をまとめたいと思います。
3008・5008の改良内容簡単紹介
●エクステリアデザイン変更、内装はほぼ現行のまま、センターモニターは8インチのまま・・・
●安全装備の性能アップ(508相当の機能でナイトビジョンはナシ)
●3008にPHEVが設定(5008はナシ)
このようになります。
では細かく見ていきましょう。
3008・5008改良後のパワートレーンは?
2.0ディーゼルターボ
最近のプジョーモデルは徐々にディーゼルエンジンを整理していましたが、今回の改良では存続されます。
一安心ですね。
プジョーの2.0ディーゼルターボ(177PS、400N/m)は私も乗ってますが満足度高いです♪
8ATとの組み合わせで滑らかに力強く、重厚感を伴って加速してくれます。
納車はディーゼルが一番早くて2月から可能みたいですね。
2021年改良 プジョー新型3008 2.0ディーゼル 試乗レポート2023.6.8更新 プジョー3008のマイナーチェンジモデルに試乗させて頂きました。改良後の3008のパワートレーンは従来の[…]
1.6ガソリンターボ
あと、1.6ターボ(180PS、250N/m)のプリンスエンジンですね。
これも良いんだ。何回か試乗させて貰ってますがこちらも抜群に楽しいですね。
4気筒のガソリンターボですが、音がかなり良いです。
色々試乗させて貰ってますが、2.0ℓを含まない4気筒ターボの中では気持ち良い音と加速が楽しめるエンジンになっています。
ガソリンは一番遅い5月納車スタート予定。
1.6ターボ+2モータープラグインハイブリッド(3008のみ)
最後に今回の改良の目玉でもあるプラグインハイブリッドモデル(HYBRID4)の追加。
きましたよ、PHEV!
3008のみで5008に採用がないのは残念ですね。
組み合わせとしてはガソリンモデルの1.6ターボ(200PS)と前後に配置された2つのモーターでシステム総出力300PSを発揮。
この数値はライバルと比較してもRAV4のPHEV(306PS)に次ぐ高出力。
HYBRID4に関しては納車は21年3月位からになるらしいです。
早く乗ってみたいです♪
ガソリン単体でも高評価のエンジンと2モーターで、それをプジョーが仕上げるとなれば絶対楽しいSUVになっているはず。
またエコカー減税と補助金で20万円の補助金対象と嬉しい内容です。
プジョー3008PHEV(HYBRID4)試乗レポート・見積もりつき23.6.8更新 どうもUUです。2021年2月に改良を受けたプジョー3008の試乗第2弾です。前回はディーゼルでした[…]
3008・5008 改良後のグレード構成は?
3008のグレード構成
マイナーチェンジ後のグレード構成ですが
●Allure●Allure BlueHDi●GT●GT BlueHDi●GT HYBRID4
の大きく分けて5つ。
BlueHDiと付くのが2.0ディーゼルです。
GTと付くグレードにはそれぞれ◆パノラミックサンルーフ¥153,000◆レザーパッケージ¥520,000(ナッパレザーシート、パークアシスト、360°ビジョン、パノラミックサンルーフ、ウッドデコレーション)がセレクト可能になりました。
サンルーフが普通に単体設定できるようになりましたねー。
以前から選べるグレードもありましたが、範囲が広がりました。
5008のグレード構成
●Allure BlueHDi●GT●GT BlueHDi
以上の3つです。
PHEVの設定が無く(本国でも設定ない)、1.6ガソリンモデルは上位グレードのGTのみとなっています。
3008同様にGTと付くグレードにはパノラマサンルーフとレザーパッケージがセレクト可能。
違うのはレザーパッケージが3008の52万円→57万円になります。
3列目まで設定があるためですね。
3008と5008のプチオフ会報告、モデル間の違いについて プジョー3008が納車されて約2か月経ちました。 3…
価格ですがこちらは正式発表のタイミングで見積もりと一緒に公開しますね。
続いてエクステリアの変更点を簡単に紹介します。
エクステリアの変更点
まず大きく変わったのがフロントフェイスですよね。
これは初めて見た時に「ん?やっちまったか?」ってなってましたが、見慣れて来ると「かっこいいかも?」というラインに来てますw
これで実物見て「はい、カッコよかった!」ってなる予定。
ヘッドライトのデザインとグリルがフレームレスになったので随分顔が変わった印象です。
改良前と比べるとどうでしょうか?どちらの方がお好みですか?
新型はディテールに拘ったデザインになる事で都会的で先進的なイメージ。
旧型は都会的な感じもありますが、どこかクラシカルで武骨な印象もあって良いなと思ってる部分です。
新型は田舎道は似合わなそうだなーw
で新型のグリル、良く見るとGT用とAllure用で微妙ドットサイズが違うんです。
3008のマイチェンモデル、AllureとGTでグリルが絶妙に違いますね。
上がAllureで下がGT。
GTの方がメッキが細かく、よりグラデーションになってる感じ。
個人的にはAllureの方が好みの顔。他の情報が気になる方はこちらをどうぞ。https://t.co/T9XSmd4rrq pic.twitter.com/fItH4f8Y74
— UU (@WCLBlogAuthor) December 31, 2020
より細かいドットになっているのがGTのグリル。
イメージは「宇宙」だそうで。
では、横のヒゲは光の流れかな?宇宙の広がりか?
個人的にはこのヒゲがずっと気になってて、もし私が改良後の3008を購入するならヒゲの目立たない黒とかグレーにしたいかな。
GT系のヘッドライトは現行同様フルLED。Allureはウィンカーがバルブになると思われます。
リアフォグ点灯時に光度・角度を自動調整するフォグモードが搭載されてパワーアップしました。
ヘッドライトユニット内側にスタティックコーナリングライトも付いているのでステアリングの動きと連動して進行方向が見えやすい機能も付いています。
リアは現行とデザインはほぼ変わりませんが、テールライトの点灯パターンが変更され、508と同等の3Dタイプになります。
あと、リアウィンカーが流れます。ここは好みが別れそうな部分ですね。
多分508同様テールライトの下部分で横一文字に流れるはずです。
内装はシートデザインはほぼそのままですが、ステッチのパターンやカラーが変更されています。
これがHYBRID4の内装ですね。
アルカンタラとテップレザーでグレーのメインファブリック。
新型208、2008同様に脇腹辺りのマテリアルがメッシュになってそうです。
これが従来のパワートレーンになるとメイン部のカラーがダークグレーになりますので、新型の2008と同じようなカラーラインですね。
新型2008 (近々仕様変更あるので参考まで) | 新型3008 |
E-2008 GTline グレー | GT HYBRID4 グレー アルカンタラ&テップレザー |
2008 GTline ダークグレー | その他GT系 ダークグレー アルカンタラ&テップレザー |
2008 Allure ネイビー ファブリック&テップレザー | Allure系 グレー ファブリック&テップレザー |
Allure系の質感が現行のGTLineのような質感になるのではないか?と予想してます。
プジョーもプレミアム化を意識しているとの事なのでシートの質感もワンランク引き上げてくるのではないでしょうか。
新型2008のGTLineのダークグレーのシートですがこれがガソリンやディーゼルのGTのシートと同等の色味になると思います。
このシートもかなり座り心地、着座感が良いですが、ランバーサポートが付いていません。
その点3008はランバーサポートも付いてくるので最高のシートになる予感です。
プジョーのシートは体の受け止めるポイントが良く本当に疲れにくいです。
新型が興味ある方は是非シートの着座感も意識して体感して欲しいと思っています。
画像はレザーシートではないですが、レザーパッケージをセレクトするとインパネやドアのオーナメントパネルが木目調になります。
現行でも初期の頃は設定があったそうです。
もしかしたら改良後も一瞬だけ設定されるだけの幻仕様になるかもしれませんね。
安全装備の進化
3008も508や新型208、2008同等の安全装備が設定されます♪
・アクティブセーフティブレーキ
・ストップ&ゴー機能付(全車速対応)アクティブクルーズコントロール
・レーンポジショニングアシスト(全車速車線中央維持)
・トラフィックサインインフォメーション
・アドバンスドグリップコントロール(ディーゼル・ガソリン)ヒルディセントコントロールのみ(HYBRID4)
208や2008でも採用された内容と同等ですね。
車線中央維持機能は長距離運転の時に役立ちますね。実際レヴォーグのツーリングアシストで使ってましたが、便利でした。
アドバンスドグリップコントロールは悪路走破性を高めるトラクションコントロールですが、4WDのPHEVモデルでは坂道発進時のアシスト機能のみとなっています。
3008・5008 改良後のボディーカラーは?
続いてマイナーチェンジ後のボディーカラーです。
改良後の3008はボディーカラーが少し減ります。
パールホワイト
ヴァーティゴブルー(3008のみ)
プラチナグレー
ペルラネラブラック
セレベスブルー ★無償カラー
メタリックコッパー(5008のみ)
現行からガラッと変わりましたね。
一緒なのはホワイトパールのみ。
私の3008のハリケーングレーは人気無いので無くなるのは仕方ないかなー。良い色なんですが、先進感ある新型には合わない感じもしますね。
赤の3008も滅多に見ないですが、トリコロールは揃えといて欲しかったかも。
不思議なのがセレベスブルーがソリッド扱いの無償カラーなんです。
508では普通にメタリック扱いで有償扱いなのにw
ヴァーティゴブルーはコンパクトモデルにはドンピシャとはまってると思いますが、308SWだと合ってないように感じたので新型3008との実際の相性も気になるところですね。
HYBRID4について
個人的には今回の改良で一番気になるのがPHEVの3008。
冒頭でも紹介しましたが、もう少し細かくPHEVについて書いていきます。
本国では3008の前に508でPHEVモデルは追加になっています。
508のPHEVはFFでモーターもフロントに1基搭載タイプ。
3008のHYBRID4のシステム出力が300PSに対して508のシステム出力は225PSに留まります。
国内向けの508にも近いうちにPHEVが追加されるでしょう。
しかし、モデル毎にPHEVのシステムを変えてくる辺りプジョーってやはり変態かなーって感じしますねw
プジョー508PSE(プジョースポールエンジニアード)の紹介 https://www.netcarshow.com/…
3008のPHEVシステムはプジョースポールエンジニアード(PSE)の508に採用されるパワーユニットと同等数値になっています。
足回りや専用の装備を考慮しても3008のHYBRID4の価格設定(500万円中盤~)は良心的なんですよね。絶対的に高額ではあるんですけども。
508PSEの実力の片鱗を感じる事が出来るクルマになっているのかというのもHYBRID4に期待できるポイントですね。
HYBRID4のスペック
●1.6ターボ 200PS、300Nm
1.6のピュアテックのポテンシャルすごいっす。通常が180PS、250Nmなのでトルクに関しては50Nmもエンジン単体でアップしてます。
単純にこのエンジン搭載のクルマなんか作って下さい(^○^)
●トランスミッション e-EAT8
ディーゼルや1.6ターボではトルコンATとなっていますが、PHEVではモーターを介する関係で湿式多板クラッチになっているそうです。
●フロント・リアモーター
フロントモーターは110PS、320Nm。リアモーターは112PS、166Nmを搭載。
リアモーターで後輪を駆動する4WDとなっています。
リアモーター搭載の関係でレイアウトが不可能なのか、リアサスがマルチリンクなのもPHEVモデルの特徴です。
従来はトーションビームだけだったので
●リチウムイオンバッテリー
バッテリーはリチウムイオンを採用。容量は13.2kWhで後部座席の下あたりに配置。
電動モデルの普及のためにもSUVという形は便利であり、これからのクルマのスタンダードになりそうですね。
普通充電のみ対応で、200V、最大7.4kWまで対応可能となっています。
充電時間は
3kW 200V 約5時間
6kW 200V 約2時間半
だそうです。
RAV4のPHEVが容量18.1kWhで3kW200Vで約5時間半なので大体妥当な時間ですね。
3008のPHEVは100V充電には非対応なので、購入して充電するなら自宅に200Vを引く必要が出てきますね。
●ドライブモードは4つ
PHEVのドライブモードは4つですね。
◆4WD
リアモーターにより走行を安定させるモードです。HYBRID4はこのモードがあるのでアドバンスドグリップコントロールは搭載がありません。
常時4WDではなくFFメインのタイプ。
◆SPORT
最大限にエンジンの出力を使うモード。アクセルのレスポンスアップやステアリングがカチッとなるのは現行のSPORTモードと共通する部分ですね。
ドライバースポーツパックが搭載されているかは不明です。
◆HYBRID
このモードがデフォルトです。総合的に最も効率の良いパワートレーンを選択してくれます。
◆ELECTRIC
電力のみで走行するモード。最高速度は135km/h。
欧州の数値ではありますがWLTP59kmの電動走行可能距離となっています。
ちょっと短いかもですね。
PHEVはバッテリー無くなるとただの重たいガソリンエンジン車になるのがネックです。
クルマの使用環境に合わせたパワーチョイスをしたいですね。
私の使用環境だと本来ガソリンが妥当なとこなんですが、ディーゼルにしました。
だって乗ってみたかったという憧れですが、本当に買って良かったと乗るたび思います♪
HYBRID4の紹介は以上です!
3008、5008の2021年改良内容の紹介でした。
去年末から今年にかけてプジョーの電動化が一気に進んできてますねー。
PSA日本法人の社長も交代し、今後もプジョーから目が離せません。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回は価格や見積もり関係か、実車レビューが出来ればと思います。
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