ホンダ シビックハッチバック インテリア 前席 レビュー
2018.7.8更新
2017年モデル
ホンダ シビック ハッチバックの試乗レビュー のPart3でインテリアの前席をレビューしていこうと思います。
エクステリア・動的質感ともに素晴らしい出来栄えでしたが、内装はどうでしょうか?
ツイッターでもつぶやいていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
細かく、見ていきます。
前置きになりますが、好きな車だからこそ少し辛口な表現もありますのでこのまま見られる方はご了承お願いします。
前回までにエクステリアと動的質感のレビューをしました。
こちらが前回までの記事です。別ウィンドウで開きます。
【ホンダ シビック ハッチバック(CIVIC HATCHBACK) 試乗 レビュー】 Part1 エクステリア編 目を奪われるかっこよさ!!その低さが良い!
【ホンダ シビック ハッチバック(CIVIC HATCHBACK) 試乗 レビュー】 Part2 動的質感編 抜群のハンドリングと乗り心地の融合!!これは楽しい!
あわせてご覧ください。
ではホンダシビックのスペックを確認します。
ホンダ シビック スペック一覧
シビック ハッチバック 1.5ℓ ハイオク ガソリンターボ
ではインテリア前席を見ていきます。
ホンダ シビック ハッチバック インテリアレビュー
フロントドア
まずはフロントドアのトリムから見て行きましょう。
ぱっと見の質感は悪くないですね。上部はソフトパッド、その下にカーボン調のオーナメントパネルが配置されています。
このカーボン調のパネルは少し表面がつるっとしていますね、実際カーボンですともう少しザラついた感じになると思うので少しそういう表面処理にしてくれると質感が上がるような気がします。
その下はメッキパーツで処理されていて、中央にはステッチ付きのファブリックが大きく設定されています。
ドアアームレストは中央のトリムと同様のファブリックでステッチはありません。
そしてこのクッション性が少し薄く感じます。
ウィンドウスイッチパネルは無塗装プラスチックですね。
ウィンドウスイッチ自体にも加飾などは施されていません。
うーん、少し寂しいですね。
スポーティな性格の車ですから、内装はそんなに華やかにしなくてもという考え方は理解できます。
しかし、もう少し面白い提案をホンダには期待してしまいますね。
ではフロントシートを見てみます。
フロントシート
こちらはPart2 動的質感編でも書きましたが、肩口が狭く見えますがフィット感ホールド感ともに充分で問題ないシートと感じました。
ファブリックの質感も悪くなく好印象です。何よりこのシートの低い着座感がとても良いですね!
次にステアリング・メーター周りを見て行きます。
ステアリング・メーター周辺
ステアリングの皮の質感は、さらっとして硬質感のある良い皮だなと感じました。
先日試乗したフォルクスワーゲンのパサートヴァリアントの質感とほぼ同じだと思います。
今回このシビックからステアリングスイッチの形式が変更になっていますね。
以前は無塗装でしたが質感がアップしています。
シビックシリーズにはパドルシフトもちゃんと標準装備です。
左側はナビやメーターの表示関連の操作、電話の受切などが出来るスイッチが配置されています。
右側にホンダセンシングを使用した追従型クルーズコントロールの設定関連のスイッチが集約されています。
そのうち安全装備関係もわかりやすく表示したいなと考えています。しばしお待ちを。
メーターですが、
センターメーターは液晶になっています。
両サイドは液温と燃料計になりますね。このデザインは可もなく不可もなく・・・
ステアリングスイッチのINFOパネルを押すと中央の表示を何パターンかに分けて表示できます。
ちょっと辛口になってしまいますが、シビックに限らず、
国産メーカーの液晶メーターは全般的に輸入車に対して周回遅れの感じがありますので、もう少し頑張って欲しいですね。
液晶の良い所は豊富な情報量を分かりやすく表示できることだと思います。
国産メーカーの液晶メーターはアナログ表示を液晶化しただけに見えます。
個人的にはアナログメーターが好きですが、液晶メーターの流れは今後加速していくと思いますので国産メーカーも気合を入れて欲しいです。
ステアリング右側ですが
エンジンスタートスイッチが設定されています。
ここもカーボン調のパネルで加飾され、質感は確保できていますね。
足元に目を移し、気になったのが、ペダルの品質です。この試乗車は発売当時から使用されているのですが、
ステンレスのブレーキペダルが錆びているように見えました。
実際はステンレスでも材質によっては錆びるものもあります。
しかしさすがに早いので、取り付けのボルトか他の部品の錆が下りてきたのか、試乗終わった後に営業さんに確認取るのを忘れてしまったので、購入予定の方やすでに購入した方はご注意された方が良いかもしれません。
次に前席の全景を見ていきます。
前席全景
ホンダシビックハッチバックの内装で1番残念なのがインパネのデザインかなと感じています。
細かいパーツの質感は気を使われているのは分かりますが、それのまとめ方をもっと考えて欲しかったと思います。
パーツのつながり部分などに違和感を感じて、ガチャガチャしているように見えます。
同じグローバルモデルである、ヴェゼルのような内装提案が欲しかった所です。
ホンダは現地調達・現地生産の体制をとりはじめてから、車種で完成度とか、方向性がばらついているようにも感じます。
この辺りは課題だなと感じています
ナビ周りのパネルですが、質感も無塗装プラなのもあるのですが、
角度が付きすぎていて走行中ナビを確認しようとすると反射してドライバーからは画面がかなり見えづらくなります。
この画像でも少しわかっていただけると思いますが、白っぽくなってしまいほとんど見えなくなります。
バイザー等を購入して取り付けるなどの工夫が必要になるかと思います。
細部を見ていきます。
エアコンパネル
調節スイッチの触感も良く、操作感も程よい手応えがあります。
エアコンは左右独立式ではありません。ライバルは左右独立式を採用しているので装備面で遅れを感じてしまいます。
それを挽回するようにシートヒーターが標準で装備されています。これは嬉しいですね。
センターコンソール周辺に移ります。
センターコンソール周辺
まずはシフトレバーですが、握りもよく扱いやすい高さにあって良いですね。
シフトレバーの周りに電子制御パーキングブレーキ・ブレーキホールド・アイドリングストップOFF・ECON機能のボタンが配置されています。
シビックはオートブレーキホールドが装備されています。
これは他社ライバルにない装備なので良い点ですね!
もうすぐスバル・インプレッサにも設定されそうですが、マツダ・アクセラは次のフルモデルチェンジまで持越しそうですね。
シフトレバーの奥ですが
ちょっとしたトレーになっていまして、その奥に穴が開いています。この下が
このような収納になっています。
ここにUSBのスロットやアクセサリーソケットがありますから、先ほどの穴から上に充電コードなどを出して使用すると便利な仕様になっています。
次にドリンクホルダーです。
真上から見ると最初このようになっていました。1つしかないかと思いきや、2つ重なっていまして。
こんな感じで展開できます。通常この状態でずっと使うような気がしますww
センターコンソールは背が高いので助手席と運転席を分断していて、程よいパーソナル感を醸し出してくれます。
開けるとこんな感じですが、ドリンクホルダーを展開すると収納が寂しくなるので
以前CX-8で紹介した隙間埋めポケットが役に立ちそうですw
こちらがそのCX-8の記事です。別ウィンドウで開きます。
良いなと思ったのが、このアームレストの閉じる時のフィーリングです。カッチャと良い音で閉まってくれます。
最後に助手席ですが写真撮り忘れました。申し訳ないです。
収納は普通の広さで、起毛処理などもありません。
以上で ホンダ シビック ハッチバック のインテリア 前席のレビューを終わります。
ホンダ シビック ハッチバック インテリア前席レビューまとめ
シビック ハッチバックの前席側を細かく見てきましたがいかがでしたか。
質感も気を使われている部分も多いのでそこまで悪くないです。
また海外で先行発売されていて設計はそんなに新しくないというハンデもあるかもしれません。
しかしライバルのスバル・インプレッサスポーツとマツダ・アクセラスポーツは内装にもかなり力を入れており、それらの強力なライバルに対して明らかに見劣りしているのは事実です。
またインパネの各パーツのつながりや段差などをデザイン的に、もっと綺麗にまとめて欲しかったです。
マツダのようにディテールに拘るとさらに魅力的な車になるのに、っていうのが感想ですね。
最後にシビック ハッチバックの魅力・残念ポイントを箇条書きにします。
ホンダシビックハッチバック インテリア前席 魅力ポイント
・各パーツの質感がよく・耐久性も良さそう(ステンレスのブレーキペダルは要確認)
・液晶のメーターやシートヒーター・オートブレーキホールドなどの快適装備充実。
ホンダシビックハッチバック インテリア前席 残念ポイント
・インパネ全体のデザイン性が低く感じる、パーツのつながりに関して配慮が無いように見えるデザイン。
・デザイン的に訴えかけてきませんでした。(これで購入欲がかなり下がる)。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回は インテリア 後席・ラゲッジルーム編です。
また読んでもらえると嬉しいです。