シビックRSの価格は妥当?現行EXの内容と比較検証してみる

シビックRSの価格は妥当?現行EXと比較検証

2024.8.29公開

シビックのマイナーチェンジが発表され、個人的にかなり気になっているRSが追加されるという事で色々チェックしてみます。

噂によるとRSの価格は約420万円という事で結構な金額となるみたいです。マイチェン前のEX 6MTが約360万円ですので約60万円の差額という事になります。

個人的な価値観によりますが、私としては若干割高ではあるかなと感じます。400万円ジャスト位でも良かったかなと。TYPE Rの部品を使ってチューニングしている手間が大きいのかもしれませんが。

シビックのマイナーチェンジ正式発表は2024/9/12(木)

直後の土日(14、15)あたりで注文が集中しそうですね。

近所の直系ディーラーに聞いたところ今(記事公開日辺りで)注文して、半年待ち(2025年3月頃)という事です。

情報によると初期ロット数がかなり絞られているみたいですね。販売期間短くなったりとかするでしょうか。

試乗車の配備がどうなるかも気になる所ですが、それを待ってからの注文だとかなり納期が延びる可能性も出てくるため悩ましいところですね…

EXのコミコミとRSのコミコミ価格比較

先ほども言いましたが、

マイチェン前EX6MTが約400万円

RSが約460万円位のコミコミ価格になります。

マイチェン後はマニュアルがRSだけになるのでマニュアルが欲しい人にとっては相当ハードルが上がりますよね。

LXであればコミコミで350万円で買えた事を考えると100万円違います。

RSの走りの改良内容程、に求めなければ、マイチェン前の在庫を探すのも充分ありかと思うんですよね。

RSの装備、マイナーチェンジ前EXの装備を比べる

公式HPによるとRSの装備は以下のようになっています。そこに巷の情報を追加。

RSの主要装備

●Honda SENSING
●LEDアクティブコーナリングライト
●RSバッジ(フロント、リア)
●レブマッチシステム
●アジャイルハンドリングアシスト
●Google 搭載 9インチ Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器
●ドライブモードスイッチ(INDIVIDUALモード、SPORTモード、 NORMALモード、ECONモード)
●運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後)+助手席4ウェイパワーシート(スライド/リクライニング)
●10.2インチ デジタルグラフィックメーター
●ワイヤレス充電器
●コンビシート(プライムスムース×ウルトラスエード)〈レッドステッチ〉
●エキパイフィニッシャー(ブラッククローム)
●Bピラーピアノブラック
●18インチアルミホイール(ベルリナブラック)ナットもブラック
●本革巻アルミシフトノブ〈レッドステッチ〉(マイチェン前より運転席に10㎜寄せている)
●フライホイール軽量化
●RS専用サスペンション(足回り)「ステアリングトーションバー、サスペンションスプリング・スタビライザー剛性アップ、コンプライアンスブッシュのソリッド化、ブレーキローター15→16インチ」
●内装赤加飾(ドアアームレスト、エアコンパネル等)

個人的に大きいなと感じる部分を赤文字にしています。

以上の装備をEXとの比較。

EXRS
車両価格360万420万
コミコミ価格400万460万
●Honda SENSING
●LEDアクティブコーナリングライトメッキ〇ライト内部加飾ブラック
●RSバッジ(フロント、リア)×
●レブマッチシステム×
●アジャイルハンドリングアシスト
●Google 搭載 9インチ Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器Google無
●ドライブモードスイッチ
(INDIVIDUALモード、SPORTモード、 NORMALモード、ECONモード)
×
●運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後)
+助手席4ウェイパワーシート(スライド/リクライニング)
〇メモリー欲しかった
●10.2インチ デジタルグラフィックメーター〇RS専用演出
●ワイヤレス充電器
●コンビシート(プライムスムース×ウルトラスエード®)〈レッドステッチ〉
●エキパイフィニッシャー(ブラッククローム)×シルバー
●ピラーピアノブラック×
●18インチアルミホイールブラッククリア×ブラックベルリナブラック塗装+ナットもブラック
●本革巻アルミシフトノブ〈赤文字〉運転席側に10㎜スライド球形状円錐形状Si品流用
●軽量フライホイール×
●RS専用サスペンション(足回り)「ステアリングトーションバー・サスペンションスプリング・スタビライザーの剛性アップ、コンプライアンスブッシュのソリッド化、ブレーキローター15→16インチに拡大、専用ダンパー採用で5㎜車高ダウン、スプリング/スタビライザー強化によりロール剛性11%アップ」×
●内装赤加飾(ドアアームレスト、エアコンパネル等)×シルバー系

こうやってみると大きく違うのはフライホイールとRS専用サスペンションだという印象が個人的には強いです。(TYPE Rのフライホイールを1.5ターボと合わせるのに手間がかかった可能性も感じてきた)

マイチェン前の6MTについては回転落ちが遅い、という風に言われていました。

が、これは乗ったことが無いので何とも。23年モデルになって少し改善したという噂もあるとかないとか?

結局結論としては個人的な価値観によるところが大きいとなりますが、走りに強い拘りがあれば絶対嬉しい内容だと思いますし、マニュアルをRS1本に絞って、これをやってきたホンダは今の国内メーカーの中でもトヨタのGRに次ぐ気合の入りようだと感じています。

RSに興味ある方はどう感じてらっしゃるだろう?

 

↓は以前CVT試乗した時のレビューです。良かったらチェックしてみて下さい。

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RSの専用チューニングについてもう少し詳しく

RSの改良内容を見る中で言葉として知ってはいるけど、ちゃんと分かってない部分が多いなと思いまして、気になるワードをピックアップしてみました。

専用サスペンション(足回り)

ステアリングトーションバー・サスペンションスプリング・スタビライザーの剛性アップ

この辺りはほぼTYPE Rの知見や部品が入っていると推測しています。

部品も同等の物を入れているでしょう。RSではステアリングトーションバーの剛性は60%アップという事になっています。これは以前出ているTYPERに関する公式資料と内容がリンクしています。

↓ステアリングトーションバーの剛性アップについての記事

トーションバーの高剛性化を突破口にステアリングフィールを革新

MCU制御の能力を上げて剛性アップもしているという事で個人的にはこれが一番RSで魅力に感じているポイントです。

以前FL5 TYPE Rに少しだけ試乗させて貰った時にFL1等とはこの部分で違いが大きいと思いました。やはり高額なスポーツカーになるとステアリングの取り付け剛性の高さは運転する前から感じることが出来る部分でもあるので、運転時だけではない満足度としても大きいかなと思います。

ブレーキローター15→16インチに拡大(これはハイブリッドのディスクを採用しているという事で、部品や組付けに関しては横展なのでコストは低めかな?)

マイチェン前モデルをRSのハンドリングに近付けるなら、ハンドリングの部分は車高下げて重心落としたり、タワーバーを入れることで多少は近づくかもしれませんね。

コンプライアンスブッシュのソリッド化

専用ダンパー採用で5㎜車高ダウン、と絡んでさらに走りのダイレクト感を生んでそうな変更です。

コンプライアンスブッシュは元々液封の物を使用していたところからソリッドゴムに変更されているそうです。

コンプライアンスブッシュとは、ロアアームの一方に装備される部品のひとつでサスペンションのようにクルマの振動を抑制するパーツ。コンプライアンス機能の向上の為に取り付けられ、車が段差を乗り越えたときなどの振動を抑制する。ゴム製の部材である。

コンプライアンスブッシュ(こんぷらいあんすぶっしゅ)を詳しく見る。中古車選びにも便利な用語集の情報が盛りたくさん!あなた…

乗り心地が硬くなると思われますが、アウディの様な一瞬で収まるコトコト&フラット感なのか、BMWみたいにキツメの入力だけど不快でもないフラットライド感なのか。

フライホイールについて

シングルマス軽量フライホイール採用(マイチェン前はデュアルマス)でアクセル操作に対し
エンジン回転上昇時:30%
エンジン回転下降時:50%
反応がアップし、より速い反応が得られるという事です。

中古車なら【グーネット】

【フライホイールとは?】役割から軽量化のメリット・デメリットまでをご紹介!…

この記事によるとフライホイールはエンジン内で作用する部品で

・日本語で「弾み車」と呼ばれ、遠心力によって回転運動のムラを打ち消すための部品
・エンジンの回転ムラを抑える
・動力をクラッチディスクに伝達する
・セルモーターからの動力を受け止める役割もある

このような部品みたいですね。ジャーナリストの動画だと皆さん相当楽しそうに運転しているので、ここ最近の車で久しぶりに絶対試乗してみたいクルマです。

余談というか私が普段乗っているMAZDA2ディーゼルの6MTも回転落ちは遅いです。(ディーゼルは基本遅い?)

レブマッチシステムについて

「レブマッチシステム」はドライバーがシフトダウンするだけで、適切なエンジン回転数を算出し自動制御でブリッピング。ヒール&トゥを華麗に決めたかのようなドライビングを可能にします。
Honda公式サイト

これからのHondaを見据えた先進テクノロジーや最新の技術情報などを紹介します。…

先代のFK8から採用されたシフトダウンを上手く出来る機能です。

これも今までタイプRの専用装備だったものが、落とし込まれたという事で魅力的に感じますよね。

今回は以上です。

シビックRS内容確認するとめちゃくちゃ良いですね。

今後絶滅するであろうMTでここまで拘りぬいたクルマは今後出ないかも?という営業サイドの話もあるみたいです。

今すぐに買えないですが、試乗次第で次期購入候補になりそう。

純粋な内燃機関でマニュアルトランスミッションの車の減少は今後ますます減っていきますので、何時かはMTと考えている方は今しかない!のかなと思います。私ももっとMTを楽しみたいので今後もMT車はなるべくピックアップしていきたいですね。

ではまた。

参考記事

日本最大級のクルマ総合情報サイト、カービュー!

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