このスポーツハイブリッドすげぇ!シビックe:HEV試乗レポート!

シビックe:HEV試乗レポート!プレミアムクリスタルブルーが美しい

2022.10.11更新

どうもUUです

 

シビックに追加されたスポーツハイブリッドモデル「CIVIC e:HEV」¥3,940,200に試乗させて頂きました。

このクルマを一言で表すと何がハマるだろうか?

スポーツ?GT?ラグジュアリー?

一度乗ってみると分かる、それ位贅沢なクルマに仕上がっていました!

 

シビックe:HEV(ハイブリッド)、今回は試乗記をメインに書いていきます。

所々ガソリンモデルと比較します。

 

当ブログではシビックについて色々記事を書いているので、記事下にある「関連記事」からリンクをチェックしてみて下さい。

画像は先日遊びに行った「エンジョイホンダ」で撮影させて頂いた画像を使用します。

では参りましょう。

 

今からなんやかんや書きますが、要は

「ハイブリッドモデルとしては今まで乗ってきた中で一番運転楽しかったです」という事が書いてありますw

後はエンジニアの拘りポイントをヒシヒシ感じることですかね。そういうプロダクトは色々と細部に宿るなと。

このシビックハイブリッドはそう言うクルマでした。

 

シビックe:HEVの塊感溢れるクーペスタイル

 

シビックの塊感あるクーペフォルム。

ファストバックなラインとサイドのプレスラインがエクステリアの見所です。

 

ハッチゲート後端のちょいっとつまみ上げられたスポイラー形状がデザインを巧くバランスさせている感じ。

テールライトのデザインと鮮やかなブルーの組み合わせがおしゃれ。

 

Bピラーガーニッシュや、フロントグリルがグロス塗装されることでエクステリアの塊感が増してますね。

ポジションランプのデザインが対向してくると存在感あるんですよ。

通勤の時にたまにすれ違うシビックを何時も目で追ってしまいます。

 

ヘッドライトはもう少し小振りにして内側に配置、前から見た時のフェンダーをもう少し出してくれると良かったかなぁと思います。

TYPERのデザインバランスメインで考え過ぎな気もしますが、ここは難しいところでしょうか。

 

ホイールデザインはガソリンモデルと同じですがタイヤがミシュランパイロットスポーツ4になっています。

これが乗り味にも効いてそうです。パイロットスポーツは柔らかいタイヤなので地面をグリップして接地感が上がります。その分ロードノイズは大きくなりがちですが、シビックではいかに?

 

シビックe:HEVスペック一覧

 

モデルホンダ・シビック
グレードe:HEV
車両価格2022年10月現在¥3,940,200
全長㎜4,550
全幅㎜1,800
全高㎜1,415
ホイールベース㎜2,735
最低地上高㎜135
車両重量kg1,460
最小回転半径m5.7
エンジン2.0NA直噴
エンジン最高出力PS141
エンジン最大トルクNm182
トランスミッション
駆動方式FF
燃料タンク容量ℓ40
燃費WLTCkm/ℓ24.2
(高速23.4)
フロントモーター最高出力PS184
フロントモーター最大トルクNm315
リアモーター最高出力PS
リアモーター最大トルクNm
電池種類リチウムイオン
ラゲッジ容量ℓ

スペックで気になる部分は最小回転半径の5.7(大き目)、燃料タンク40ℓ(少な目)ですね。

最小回転半径は小回りにそのまま直結するので屋内駐車場やUターンで困りそう。

あと、折角燃費が良いのにタンク容量が40ℓしかないのは勿体ないです。航続可能距離が936kmで充分と言えば充分ですが、給油タイミングは700~750km位になるでしょうか。長距離乗る時はもう少しタンク容量あると不安が無くなりそうです。

CIVIC e:HEV 試乗レポート

 

ドアの開閉は良い重さが伴います。

TypeRとコンポーネントを共有するにあたり、TypeRのコスト下げるためにベースのシビックからしっかりと造りこんであります。

ドアを閉めるだけで剛性が高い事が良く分かる!重厚感のある開閉フィールも満足度に貢献してくれますよね。

シビックの開閉感は輸入車に近いものがあると感じています。

閉めた時の密閉感、包まれ感が心地良いです。

 

フロントシートの着座感

フロントシートは全体的に硬めに仕上げられ、合皮とウルトラスエードでコーディネートされています。

ガソリンモデルとシート等全く同じなので「少し違いがあっても」とは思いますね。

着座感は上々で腰やお尻の滑りも無かったです。ここは長距離乗ってみないと疲れ具合は分かりませんが、街乗りでは全く疲労感はありません。

 

シンプルながらメカニカルにも感じるエアコンのメッシュパネルや、質に拘ったマテリアルも満足感を与えてくれそう。

特にセンターコンソールと、ウィンドウスイッチの加飾パネルは良いですね。

金型にこういう形状が彫ってあるんだと思いますが、パネル表面に溝が付いています。

指紋が付きにくいし、テカリで指紋が良く見えるという事も無いのでデザイン性・実用性に考慮があります。

 

ステアリング右側のエンジンスタートスイッチを押すと、静かにメーターが立ち上がります。

個人的に右側スイッチはあまり好きではありません。

 

画像はガソリンターボ

10インチの液晶メーターは少し小振り。価格を考えるともう少し大きく、地図表示等もあると嬉しいのでこれからに期待。

特にナビゲーションも9インチのものが標準で付いてくるので、もう少しメリットを出して欲しいですね。

 

ホンダのハイブリッドモデルでは見慣れてきたボタンシフト。

Dボタンを押すと枠がグリーンに光りました。

オートホールドをオンにしておけばアクセルを踏むまで発進しません。

最近オートホールド付のクルマから遠ざかっているので羨ましい装備w

 

ガソリンモデル同様ステアリングの取り付け剛性は高いですね。

個人的に先代シビックから続く一番の魅力ポイントかなと思います。

先代、現行ガソリンモデルより電動アシスト感(設定が違う?)が増した印象ではありますが、センターでのしっくりした座りの良さと、操作に対するクイックな反応は相変わらず良いです。

 

やっぱり背の低いモデルでしか出せない動きの良さは確実にあるので、今人気のSUVではなかなか突破出来ない部分だと考えます。

(新型のZR-Vには国産モデルでその壁をブレークスルーして欲しいと期待してます)

 

まずはノーマルモードからスタートしました。低い着座姿勢でアクセルペダルに足を預けた時の安心感が高いですね。

踏み込むとしっくり感と柔らかさのバランスが良い反力のアクセルペダル。

パワフルなモーターのハイブリッドですが、滑らかでNAのような加速フィール。1,460kgの車体を軽く運びます。

 

モーターでスポーツって聞くと唐突な飛び出しを想像しますが、そういう挙動は皆無です。扱い易さが際立ちます。

ホンダさんが昔から得意にしてたNAガソリンの領域をハイブリッドでも実現しています。

充分過ぎる力感で車体はスムースに加速していきます。ステアリングのドッシリ感が堪らんー

 

e:HEVシステムの熟成

アクセルを少し強めに踏み込むとエンジンがかかるのが音でのみ分かりました。

小さ目の音で、振動やショックの類は感じません。トヨタとは考え方が違うのでどっちが良いとかは無いですが、音自体はシビックの方が小さいですね。発電用なのでそこまで回す必要が無いのかな。

 

つい最近もVOXYのハイブリッド試乗させて頂きましたが、エンジンの音は大きめです。

この2モーターハイブリッドのシステムが始まって4~5年目だと思いますが、初期の頃はエンジンがかかった時の音、振動が大きかったです。

モーターの静かさにいきなりガサツなエンジン音が聞こえてくるので萎えちゃう部分もありました。

ホンダさんこのシステムは大事に温められて様々な車種に展開し、制御も熟成されてます。(1.5NA+1モーター+DCTももう少し粘って欲しかったかもw)

 

アシスト感を感じさせるも重めのステアフィールは心地良い

ハンドリングの部分はハイブリッドになる事での重量増で、もっとフロントヘビーになるかと思いきやそこまででは無かったです。

デュアルピニオンである事はFK7から同じですが、先代FKのようなズバッと来るフィーリングではありません。しかしこれなら全く許容範囲、スポーティですね。

低速域からグッと重たいフィーリングは運転好きとしては嬉しい。

 

硬めながら嫌な突き上げの無い乗り心地

乗り心地がかなり良く感じました。

凹凸越えた時のリアからの突き上げ具合の角が取れており、不快感が伴わないです。ガソリンモデルは突き上げと、リアのバタつきがあった印象。

ハイブリッドはまろやかな足回りの動きでシットリ感すら感じる程の仕上がり。発売が少し遅かったとはいえ、デビュー直後からここまでしっかり仕上がっているのは驚きです。

大雑把にガソリンモデルから、2つのモーター、バッテリーが追加されて90kg増量で済んでるのと、リアシート下にバッテリーを搭載することの重量バランスの良さが光る。

 

ミシュランのパイロットスポーツ4を履いてる事もあってか、接地感も素晴らしいです。

田舎なので大き目の農道で加速も試したのですが、そこそこスピード出した状態で、はねちゃうような段差を超えた時もトラクションロスがなくちゃんと地面にくっついてるから恐怖感も少ない。

勿論跳ねるのは跳ねるのですが、その後の跳ねて戻ってピタで収束するんです。

一般道走ってる程度なら、フラット感高く、直進性も高いのでGTカーのようにゆったりと乗る事が可能です。

 

スポーツモードで奏でる咆哮、鋭い加速

スポーツモードにしてみると、ステアリングの手応えがグッとアップ!

接地感も高いもんだから路面のインフォメーションを程よく感じさせてくる。

「マジか、ノーマルでもかなり良かったけど更に良くなるやんw」これは楽しいぞ…

 

 

シビックe:HEVの場合、良いのがINDIVIDUALというモードが設定できます。

パワートレーン、ステアリング、メーターの項目で、ノーマル、スポーツ、エコで設定が可能。

私ならパワートレーンとメーターはノーマルで、ステアリングだけスポーツにして普段使用。

気分でスポーツにしたい!とか妄想してましたw

新型のZR-Vもかなり注目を集めていますが、このINDIVIDUALは装備されていないのでシビックの美点と言えますね。

 

営業さんに「ご遠慮なく踏み込んでみて下さい」と言われ、スポーツモードで強めに踏んでみました。

すると、グーンという良いエンジンサウンドがクリアに耳に届きます。しかも変速しているように音の切れ目まで演出!

アクティブサウンドコントロールも良い仕事をしてくれています。

 

ここもちゃんとNAの加速フィールを残していて、モーターというよりはエンジン主体で加速。

モーターで2.0NAでは出せない領域の力感と加速感を補填してる様に感じました。上手く4発NAがガサツな音を立てずに加速出来るようにしてるので大排気量のNAのような加速フィールになっているのです(説明長いw)

この辺りが本当に感動した部分で、思わず笑みが出て来ます。

と同時に良くここまで出来たなと、電動主体のモデルでも煮詰めるとここまでのフィーリングが出せるんですね。

 

素晴らしいブレーキタッチと制動力

ブレーキのタッチは剛性があり足を預けてもフニャフニャしていないので安心感が高かったです。

初期制動も少しの踏込でしっかりと立ち上がりますし、それも全く唐突ではなくとてもコントローラブル。

走る、曲がる、止まるの基本性能の高さと、その操作感の躾に至るまでちゃんと造りこまれています。

これは走るの好きな人が変態のように監修したんだろうなぁw

そういうエンジニアの意図が感じられるクルマだという事が伝わってきますね。良いプロダクトだ。

もう少しリーズナブルなグレードがあっても?と思いますが、それがあったら皆それ買いそうだから本当に好きな人だけ買ってね♪って事でしょうか(笑)

 

静粛性の部分も上々ですが、完全に音をシャットダウンはしていません。

ロードノイズ、車体サイドで過ぎていく車両の走行音等は聞こえてきます。

それらは不快ではなく、これも良い塩梅のインフォメーションとして耳に届きます。モーター主体の走行になると外部からの音がやたら大きく聞こえてくる弊害が発生してしまう時がありますが、今回の試乗では気になりませんでした。

 

いやぁ、これでCIVIC e:HEVの試乗記終わりますが、マジで良いクルマですよ。

実はシビック試乗前に違うクルマ契約しちゃってるので購入とはなりませんが、それが無かったら本気で購入検討したいクルマでした。

 

試乗車が少ないのでなかなか乗れないかもしれませんが、運転好きな方是非一度ご体感下さい。

アウトランダーPHEVは今までの電動モデルのイメージの中で最大に良くした印象で良かったんです。

シビックのスポーツハイブリッドはモーターをエンジンに近づける労力を最大限費やして実現した、そういう出来上がりだと思います。

以上です。

 

最後に マコさんへ

この試乗記は先日このCIVIC e:HEVをご契約・納車待ちのブログ仲間「まこまちさん」へ送るものでした。

monogress[モノグレス]

【次期愛車の決定】Peugeot 308SW とのラスト・ランは、新しい道を進むことに。最後のロングドライブもそつなくこ…

マコさんが契約されたからここまで褒めた訳ではなくて、乗り味ホントに良かったので褒めちぎりみたいになってしまったわけです(笑)

マコさん、改めてご契約おめでとうございます!

ほぼ同タイミングでプジョーに乗り換えて、初めてお会いして、何度かオフ会させて貰って、そして他メーカーですがお互いハイブリッドカーを契約したという事になりました。

納車タイミングもおそらくほぼ同タイミングになるはずw

またオフ会で乗り味をじっくり比較しましょう!(その前にMAZDA2乗って貰うのが先ですねwそれも楽しみにしてます!)

 

 

最新情報をチェックしよう!