ワインディングでFLシビックを試乗、レベルの高さに改めて驚いた
2024.11.10公開
2024.11.18更新
約1年ぶりにマコさんとオフ会してきました。
自動車評価とエッセイで、カーライフの愉しさと道具の持つ価値を考える、多角的自動車エッセイブログ「モノグレス」はこちらです…
かれこれ6年位仲良くさせて貰っているブロガーさんです。
先日シビックに乗り替えましたが、6MTではなくマコさんの所有するFL4もかなり迷ったんです。
ハイブリッドなのにホンダの作るスポーツハイブリッド(e:HEV)はトヨタのTHSとは違い、エンジンが突然かかって大きな音を出すという事がほとんどありません。(もしかするとたまにはあるのかもしれません)
以前書いた記事です。細かい感想は良かったらこちらでチェックお願いします。
当記事ではオフ会踏まえて、細かい部分に気づいた点などを簡単に報告します。
今回はマコさんと私の2人、というかお互い家族を連れてきていたので、オフ会時間としては1時間とかなり短い時間でした。
以前お互いプジョー乗ってた時の駐車場は区切りがされて停め辛くなっていたので、隣の空いてる所で待ちます。
と思ったらマコさんは先に着いて、野尻湖を周遊走行してたそうな。
3008で走ったことあるんですが、狭くて私はもう走りたくない感じ。すれ違いがあるとキツイんですよ。
お互いの家族を近くにある
「ナウマンゾウ博物館」に送って短いオフ会開始です。(ナウマンゾウ博物館、我が家の家族には会わなかったみたい)
まずは撮影会、と言っても雨が結構降ってたので傘差しつつ簡単に済ませます。
クリスタルブルーのシビック陰影が出る良い青色です。
今回のマイナーチェンジで廃番色になりました。
代わりに「シーベットブルーパール」になりました |
ハイブリッドになるとホンダエンブレムに青いラインが入りますが、この色なら違和感無し!
マフラー部の処理はハイブリッドになると樹脂パーツになります。
ガソリンモデルよりも少し突き出てるんですね。
早速マコさんにEX 6MTのFLシビックを乗ってもらいます。
いつも通り静かな口調でマコさんが感想を言いながら試乗。
印象に残っているのは
「同じクルマでもパワトレとタイヤが変わるだけでかなりフィーリングが違う」というワードでした。
これはまさに先日のCX-80のパワトレを3つ試した時にも感じた事で、ほんとに変わりますね。
マコさんが教えてくれた山道ワインディングロードは直線は少ないですが、加速ポイントもあり、なかなか良いコースでした。
こんな感じのコースですね。
ブログ仲間の皆さんはエンジン回すの得意な方が多いので、所有している私も聞いたことないエンジン音が聞けます(笑)
ワインディングを抜けた先に昭和な雰囲気の集落が現れます。 |
しかし、FL1のエンジン音は小さいです。滑らかに回るので、60キロを3速で走っても違和感無い位。
あと、回さない私は気にならないんですが、マイチェン前の「回転落ちの悪さ」はマコさんも指摘されていました。
4,5千回転以上回すと顕著になりそうですね。
シビックの助手席で感じた事
助手席乗ってて感じたのは、FL1のリアは踏ん張り感が高く感じるな、ということです。
タイヤと車重の影響だと思いますが、路面のザラツキの感じ方も含めて接地感が高いです。
リアサスの上下方向のストロークは短い設定の印象で、マルチリンクの特性である横方向へのイナシを許容する事で多少の横揺れがありつつも、トータルではフラットな姿勢が保てている、という感じです。
我がクルマながら良いじゃん良いじゃんって助手席を楽しみます。
シビックの素性の良さはやはりタイプRの設定がある前提が大きいと思いますが、ボディーの剛性感、足回りの骨太感、一クラス上の質感を持ったクルマだなとニンマリできる子です♪
先日RSを2回目試乗してきたのですが、RSはリアサスの動きが上下方向に揺れ幅が大きくなっているように感じました。
コーナーでもスッキリ旋回する分横方向へのイナシが減った印象もあったので、脚を固めた事で挙動にも変化があるみたいですね。
比較的凹凸の続く道を走るとなぞるように走るEXに対して「比較して言うと」になりますが、やはり上下動が大きい印象です。
なのでRSもレベルの高い所にいるのは勿論なのですが、サスの動き方、入力の処理の仕方はEXの方が好みだなと思っています。
その履歴があってからのワインディングなので、より自分のクルマが好きになれた感じ。
FL4 シビックは現代エコスポーツの最適解
久しぶりにFL4乗ったんですが、やっぱりめちゃくちゃ良いですね。
先日マイチェン後のFL4にも乗りましたが、ともにレベルが高い。
改良前後で違うのはシートの座面です。初期モデルはあきらかにシートクッションが薄く平板です。
マイチェン前の2024年モデルである私の個体とも明らかに座面の硬さが違います。
どこかの年次改良で良くなったのでしょう。
早速雨が降る野尻湖湖畔の道を走らせます。
まずガソリンモデルとの差は加速ですね。
184PS、315Nmを発揮するモーターのパワーでアクセル操作に遅れなくクルマが付いてくる感覚。
この加速感に慣れるとワインディングでは特に182PS、240Nmあるとは言えガソリンモデルでも息切れを感じてしまいます。
またRSとの比較になるのですが、e:HEVの方がステアリングが重い気がしますね。
個人的には完全に好きな方向性で、RSはドライブモードが付きましたたが、SPORTにするとe:HEVのノーマルのステアリング重さより少し手応えがある?程度の印象です。
車重が100kg程重たい事での違いもあるかもしれません。(でも、マイチェン後のe:HEVも試乗した時ステアリング軽く感じたのでそこも若干設定変更ある?)
私のEXはSPORTモードが無いので通常でSPORTと同じステアリング特性になっており、しっかりとした手応えがあります。
やはりe:HEVと比べると少し軽く感じはしますが。(こうやって書くとやはり車重かなと思い始めるのですが、マイチェン後e:HEVとの体感差が?)
ワインディングに入るとハンドリングに集中できるという楽しさを思い出します。
本当にクルマの動きを感じながら走りたいならATモデルなのかな。
私の感覚が鈍いだけかもですが。
シフト操作の必要なMTだとそっちへ意識が行きやすいので、車両の動き・接地性って感じ取りにくい気がするなぁと思います。
e:HEVの話に戻りますが、
ワインディングを右へ左へ、少し色づいた?枯れ始めた?木々の間を抜けながら走らせます。
充分接地感も高いし、しっかりとノーズも入るのですが、車重がある分大きいカーブになると少し重心が高くなったような、トラクションが少し抜けて重心が上がったようなフィーリングがあるような気がしました。
ほんと些細な違いですけどね。
開発者の方の話だとEXモデルはリアサスの動きをかなり制限しているそうです。(そうすることでリアに荷重をかけやすくして、旋回中心が後方にあるような感覚にさせているのかなと考えています)
e:HEVは車重が上がった事、タイヤをミシュランにすることで接地感を巧くバランスし、ガソリンだとリアサスが左右方向にイナシをかける挙動を車重で抑えこみ、見事なフラット感が出た。と言う事かなと解釈。
メーカーは「たまたま出来た」と言っていますが、これもFL5(タイプR)を想定したモノ造りの産物でしょうね。
足回りをしっかり造り込んだクルマってここまで人の感性に訴えて来るし、自分がクルマと対話できるような余裕すら生まれているように思います。
最近のクルマってどちらかと言うとサイバー対策や安全装備等の電子デバイスに予算が取られていて、こういう部分が弱くなっているクルマも結構あると思うんです。
今まで試乗を散々してきて、活動を頑張ってた4~5年前位から随分とクルマも変わりました。
簡単に言うと走りが楽しい普通のクルマが減ったんですよね。(内燃が少なくなるので仕方ないかもですが)
その中でもタイプRがある恩恵でMTもホンダの根性で仕上げたe:HEVも設定のあるスポーツハッチバックのシビック。
本当に今乗って欲しい一台ですし、運転の楽しさを足回りに見出す方には特に試してみて欲しい一台です。
また思いつくままにクドクド書いてしまってますが。
シビックのe:HEVは走りの楽しさも、燃費の良さも犠牲にしない、2024年現在のクルマの中で選べる唯一無二と言って良い貴重な存在です。
その走りと燃費という点での対抗馬を上げるならプジョーの1.5ℓディーゼルだと思います。
先日のオフ会で乗らせて貰ったtetsanさんの308GT、走りは完全ホットハッチなのに航続距離が余裕で1000キロ超えるモンスターです |
マコさんはその2つのパワトレを選んでいる慧眼の持ち主だなと感じるのです。
これからも刺激を頂きながら車で交流が続けられると良いなと感じたプチオフでした。
ほんとシビックe:HEVめちゃくちゃ良いのでお薦めです。EX6MTもめちゃくちゃ良いけど燃費悪いので、現実・家計・地球の事考えたらe:HEVが最適解!
マコさんと楽しい「小一時間オフ」を終えた後は家族との時間に戻ります。
ナウマンゾウ博物館に迎えに行き、マコさんご家族と簡単に挨拶(ついにあの「娘ちゃん」に会えました)し、お別れです。
その後は、マコさんと落ち合うまでに決めていた近くのハンバーガー屋さんを目指します。
アローヘッドタバーン?というらしいです。
見た目は昔の家って感じですよね。
中はハワイのログハウス?みたいな雰囲気!行った事ないけど!
ディスプレイもセンスあるなぁと思ったらオーナーはカリフォルニア出身らしいです。
良いでしょ。
これ10さんだったら上手に撮るんだろうなって思いながら何とかしたいけど、センスの限界。
店内でバンズも作っています。
少しもちっとして、食べ応えのある密度感!
メニューはこんな感じです。
ポテトマストな私は
アローヘッドスマッシュバーガーのケイジャンポテトセット。
家族4人で約1万円と決して安くない、イヤめっちゃ高いバーガーを頂きます。
しばらく待っていると
来ましたよ。これがアローヘッドスマッシュバーガーにケイジャンポテトプラス。
食べ盛りの長男はダブルに!全然金額みて頼まねーでやんの!
美味しい!って言ってたので良いけど…
これが単品ですね。
娘も私と同じの頼んでましたが、ペロリでした。
バンズは店内で焼いて、パテはしっかり肉って感じで色々スパイスが入った家では食べられない、アメリカン?メキシカン?な雰囲気のおいしさ。
ケイジャンポテトもバーガーに負けない位パンチの効いたスパイシーさで少し肌寒かった体が温まるようでした。
以前ブログ仲間で食べた
LAMPさんはモスの延長上
今回のアローヘッドタバーンさんはマックの延長上って感じですね。ジャンキー好きな方はアローヘッドさんで決まり!
そんなこんなで
雨でしたが、それなりに楽しめたプチオフでした。
野尻湖の今回のコースも良かったなぁ。ここでプジョーとまた比較したいなぁー。
ではまた!
マコさんも記事書いてくれました。
相変わらず世界観が素晴らしいです。(とても真似できない)
車の楽しさの真髄は、自在に操ることにあり。如何に車が進化しようとも、根本は変わらない。ファミリーカーでありながらマニュア…