走りはどう進化した?【FK7シビックハッチバック2020改良モデル試乗レビュー】見積もりも

2020年マイナーチェンジ後のシビックハッチバック(FK7)試乗レポート、サンルーフ・見積もり紹介

※21.7.2更新
2020年マイナーチェンジモデル

 

シビックハッチバックの2020年改良モデルに試乗させて頂きました!

試乗車は新色ソニックグレーパールに改良後設定されたサンルーフ付のモデル車両価格¥3,212,000

改良自体は少し前にされていましたが、なかなか試乗車が配備されず「まだかなー」と待ってましたが、少し遠くのディーラーさんに配備。

 

 

シビックハッチバックは今まで何回も試乗させて貰っていて、このブログでも何回かピックアップしています。

動的質感は改良前の試乗との違いで気付いた点についても記載しますが、言ってしまうと「音のインフォメーションがクリアになっている」とう感じ。

 

開発者の方のインタビューもありましたが、確実にその効果は出てますね。

 

Car Watch

 幕張メッセ(千葉市美浜区)で1月10日~12日に開催された「東京オートサロン 2020」。本田技研工業のブースでは一部…

 

また今までの試乗ではあまり意識しなかった気になるポイントもありました。

あと、今回の改良でサンルーフの設定が可能になりましたのでその操作やサンルーフを開けた時の内外装の雰囲気も撮影してきましたので紹介していきますね。

 

 

改良後のシビックハッチバックとセダンの改良内容、見積もりの記事もあるので良かったら。

 

WONDERFUL CAR LIFE

シビックハッチバック改良内容、見積もり紹介 ※21.7.4更新 11代目シビックの見積もり記事 2020年マイナーチェン…

ではドライブフィールのレポートからです。

 

ホンダ・シビックハッチバック 動的質感レポート

※今回の試乗は約12分と非常にコンパクトな時間。もっと時間欲しかったー(泣)

 

ドライブポジション

 

運転席

 

 

シビックの運転席は肩口の張り出しが少ないデザインで、MAZDA3と似たような見た目です。

始めてレザー表皮の物に着座しましたが、MAZDA3より柔らかめのシートになっており、面で受け止めるタイプ。

ランバーサポートが無いのですが、腰周りのサイドサポートがしっかりしていて隙間もなく良好な着座感でした。

 

 

座面の厚みもしっかりとありますね。

レザーはサンルーフと抱き合わせで約27万円のオプション。

レザーシートになると8Wayパワーシートになります。

調整の幅は結構広くて低い着座位置まで可能。

 

 

画像は175センチの私が一番下まで下げた時の視点に近い状態ですが、矢印のボンネットフードの盛り上がりで車両感覚が掴みやすいです。

 

外から見た時だと、黄色矢印部辺り

 

ペダルレイアウト

 

 

足を伸ばした先にアクセルペダルがあってペダルレイアウトは問題なしです。

アクセルペダルは吊り下げ式で、剛性感もあって良いですね。

 

 

アクセルからブレーキの移動も違和感ナシ。

ブレーキですが、初期制動もよく効きますし停止まで扱い易いです。

国産メーカーの中でもホンダのグローバルモデルのブレーキフィーリングは特に良いと感じています。

 

試乗スタート

 

 

久しぶりのシビックハッチバックの試乗にワクワク。

エンジンが既にかかっていたので、一度切ってから再度エンジンスタートを試させて貰います。

エンジンスタートスイッチはステアリング右側。

スイッチを押すとドウンと小さ目の音でエンジンが息をし始めます。

アイドリング音はかなり静か、アイドリングのエンジン音はしっかりと抑えこまれていますね。

 

 

エンジン音

 

おもしろいのは加速時のエンジン音はしっかり聞こえて来る事でした。

アクセルを軽く踏み込むとトルルルと力強く良いエンジン音が聞こえてきます。

改良前は少し4気筒エンジンのザラついた感じがあったんですが、滑らかでトルク感を伴った湧き上がってくるような音質に!

ホンダの1.5NAのエンジンとは明らかに異質の聞こえ方になっています。

今回の改良で静粛性に注力されているという記事を見ましたが、ただ静かにするというだけでなく「音の聞こえ方」と言う部分も配慮されていそう。

それ位以前より音の雑味が減っていると思いました。

 

 

ステアリングフィール

 

一般道に出てしばらく直線を走らせます。

相変わらずステアリングセンターの座りがめちゃめちゃ良い!

直進性も高くてそれなりに整った路面なら指添えてるだけでずっと真っ直ぐ走ってくれる感じ。

少しステアリングを操作すると間髪入れずにクルマが反応、タイヤが向きを変えているのがしっかりと伝わります。

周りのクルマが減ったのを確認して少し車両を左右に振って挙動を確認しますが、スッスッと動いて気持ち良い動き!

試乗終わりにレヴォーグでも同じ事してみましたが、同じようにはいきませんでしたw

 

 

レヴォーグもダイレクト感はあるんですが、シビックのようなスッキリとキビキビしたフィーリングにはなりません。

駆動方式の違いも大きいですかね(^_^;)

 

インパネの映り込みが気になる

 

「やっぱり良いなぁ」と思いながら走ってると何か目に付くなと。

 

 

この画像で分かりますでしょうか?

フロントガラスにダッシュボード奥の吹き出し口が写り込んで終始気になりました。

気が付かなければ特に気にならないのかもですが・・

 

 

フロントの剛性が高い

 

何回か試乗してていつも思うんですが、シビックはフロントの剛性が高いことを感じさせてくれますね。

路面の凹凸をコトコトと伝えてきますが、足がしっかりと動いて車体はフラットな状態を維持。

左右に振る時も非常に水平にキレイにクルマが動いてくれているのを感じます。

低めの車体、リアもマルチリンクになっていることも良い影響を出していると思います。

ホンダのコーナリング制御技術アジャイルハンドリングアシストの恩恵も大きいでしょう。

この機能と、独立懸架タイプのリアサスとの相性は抜群です。

 

新デザインホイールかっこよかったです。

 

良いのが曲がる途中に段差があってもキレイにいなしてくれるんですよね。

私の乗ってるスバル・レヴォーグはカヤバのダンパー仕様ですがこういう場面が苦手で結構車両が揺すられるんです。

足さばきの部分という点でもシビックはレベルが高いなと思います。

ハッチバックはイギリス生産でダンパーはザックス社の物が使用されており、このダンパーも良いんでしょうねー。

 

 

CVTじゃなかったら・・と感じた場面

 

長い橋の手前でフル加速を試してみました。

アクセルをグッと踏むと一瞬ラグがあってからドルルルとトルクフルに加速してあっという間に法定速度に到達。

ここでもエンジン音が良いんですが、CVTなので切れ間なく音が聞こえます。

発進ラグはCVTとしては良く出来ているのでマイナスなイメージはありません。

それより音の部分、トランスミッションが8ATとかDCTだったら変速タイミングで切れ間が出て、もっと気持ち良さがあるなぁと思いました。

このクルマを一番楽しむのはやはり6MTを選択するのがベストな気がしますね。

でもうちは奥さんも運転しますし、MTペーパーなのでCVTが良いんですよね(^_^;)

 

サイドミラーとAピラーの付け根が大きいので死角が生まれやすいのは気になります。試乗中はヒヤッとする場面は無。

 

BSMが無いのは残念

 

少しですが、バイパスも走行できました。

Uターンする形で下道からバイパスに合流します。

坂道の合流も力強い加速で問題ないですが、少し頭打ちするような感覚もありました。

出力・トルク共に5,000回転位までで発揮されますが4,000回転位超えると加速の伸びが少し弱まってきます。

CVTでもパドルシフトが付いてますので、マニュアルモードを使うとその辺りの感覚は感じずに走れるかもしれません。

ブログでもちょこちょこ言ってますが、安全装備のブラインドスポットモニターは付けて欲しかったー。

車線変更、合流の時など恩恵がかなりありますので。

 

ロードノイズの聞こえ方

 

 

バイパスを巡航中にロードノイズが聞こえ始めました。

このロードノイズも少し気になる大きさで聞こえてはきますが、改良前の耳にこもる音質からクリアに聞こえる音質になった印象でした。

私は少し耳が振動に弱く敏感なので勘違いではないと思うのですが、微妙な差ではあるので参考までにお願いします。

 

 

乗り心地・後席居住感

 

試乗中は終始乗り心地が良かったです。

良いのは改良前からなので改めて確認出来たという感じ。

硬質感はありますが、路面とのタッチはしなやかにこなします。

それでこのシャープなクルマの挙動が両立出来ているのは見事と言うほかありません。

イギリス製ということもあり、輸入車と比較しても運転の楽しさ動的質感の高さは全く引けを取らないですね。

 

座面も膝元空間もしっかりあります。後席用充電設備が無いのは残念。

 

デビュー当初の試乗で奥さんを後ろに乗せて試乗したことがありました。

クルマに関して無頓着な方なんですけど「このクルマ乗り心地良い」と自分から言ってきたので後部座席の乗り心地も良いと思います。

試乗終わった後、後部座席の居住性確認してたんですが足元も広いしめちゃ居心地が良かったです。

レザーシートが柔らかいんですが、しっかりした感じもあって気持ち良かったんでサンルーフも付きますからお奨めしたい。

ファミリー使いも出来るライトスポーツカーシビック

めちゃえークルマやで!!

 

レザーの質感伝わりますか?

 

最後に

 

 

色々試乗させて頂いてるんですが、FFでここまで軽く素直に反応してくれるクルマはそうそうありません。

ほんと街乗りで充分楽しく運転出来ます♪

「本格スポーツカーのハンドリングの楽しさを上手く街乗り仕様にしたらシビックになったっていう感じ」なんです。

試乗だけではありますが、何台かスポーツカー(ポルシェ911、BMW M2等)を運転した経験からだとそういう風に思いますね。

シンプルにスポーツカー好きな方にもお奨めできるクルマだなと。

2017年にシビックが国内に復活しましたが、良い形で復活させてくれたと個人的には感じています。

 

 

マイナーチェンジしたシビック、気持ちの良い走りを重視している方にとてもお奨め出来ます!

気になる方は是非試乗して欲しいですが、新潟だと試乗車が少ないんですよね・・・(^_^;)

ホンダさん良いクルマはしっかり試乗車配備お願いします。

 

シビックハッチバックスペック

 

マイナーチェンジ後のスペック一覧です。

※( )内は6MTの数値

駆動方式2WD/FF
トランスミッションCVT(6MT)
ボディーサイズ全長4,520×全幅1,800×全高1,435
車体重量1,350、サンルーフ付+30㎏(1,330)㎏
ホイールベース2,700㎜
WLTCモード燃費16.4 km/ℓ ハイオク
最低地上高135㎜
サスペンション 前/後マクファーソン / マルチリンク
総排気量1,496cc
燃料タンク容量46ℓ
エンジン最高出力182PS 5,500rpm
エンジン最大トルク220N・m 1,700~5,500rpm(240N・m 1,900~5,000rpm)
最小回転半径5.5

 

シビック新採用サンルーフの紹介

 

今回の改良でハッチバックにトップロードサンルーフが採用されました。

試乗の後、色々弄ってきたので見て行きます。

 

サンルーフ全開状態を色んな視点で

 

 

サンルーフの開閉ボタンはこんな感じです。

ルームランプはLEDになってました。

 

 

シェードついた状態。

シェードは手動開閉します。

 

 

普通に全開するとこんな感じです。

これを外から見てみます。

 

 

上から見るとこんな感じ。

 

 

横から見るとこんな感じ。

 

 

ちょっと離れてみる。

サイドバイザーは便利だけど、やっぱり見た目はイマイチ感ありますねー。

 

 

さらにヒキで。

どうでしょうか、雰囲気伝われば良いですが。

 

 

後ろから見るとこんな感じですね。

では中からの見た目はどうでしょうか。

この日は天気悪かったので開けた状態で中に入るの怖くてサンルーフは閉じました。

 

 

後席にリラックスした状態で上を見た感じです。

シビックの後席やたらリラックス出来ますw

MAZDA6の後席も凄く良いんですが、良い勝負だなぁ。

Cセグメントハッチバックの後席居住性では1番かもしれません。

 

 

175センチの私のドラポジで膝前空間はこれ位。

 

 

 

パノラマではないのでガラスエリアは前席までカバーしてる感じです。

明るいですね!

 

 

全く開けてない状態でチルトボタン押すとこんな感じでした。

チルトは少し開けてからやるとかが正確な使い方ですかねw

サンルーフ付のクルマ所有したことないので、勝手が分からなくて。

サンルーフ紹介は以上です。

 

では内外装の改良・変更点を前後画像で紹介。

 

シビックハッチバックの改良内容ビフォーアフター

 

シビックハッチバックの内外装改良内容

 

●前後バンパー、フロントグリル、リアロアガーニッシュ、アルミホイールのデザイン変更

 

 

フォグランプ周りのメッシュデザインが無くなってカラードガーニッシュが付きました。

穴が空いてるのは共通ですね。

 

 

リアはメッシュ形状はそのままにガーニッシュが付いてます。

 

 

 

後はリアのロアガーニッシュにディフューザー形状が追加されてよりスポーティーで凝縮した雰囲気の演出がされています。

センター出しの2本マフラーの径も太くてかっこええぇ。

 

 

18インチアルミのデザインも変更されました。

もともとのデザインもカッコいいですが、新しいデザインもめちゃ良かったです。

タイヤは235/40R18、GOODYEARのEAGLE F1ですね。ここは引き続き同じ銘柄です。

 

内装の変更箇所

 

●オーナメントパネル、ナビ周りのパネル

 

 

ドアトリムやインパネに使用されているオーナメントパネルがカーボン調からメタル調に変更です。

 

 

ナビゲーション周りのパネルが無塗装からピアノブラック塗装に変更。

開発者のインタビュー記事ではスイッチ類の角を丸めたと書いてありましたが、よく分かりませんでした。

 

主な変更箇所は以上です。

 

 

シビックハッチバック見積もり紹介

 

試乗時に新たに見積もり貰ったので紹介します。

見積りはベースモデルのサンルーフ無のグレード¥2,948,000

ボディーカラーはソニックグレーパール¥38,500

 

ハッチバックの見積り

 

 

支払総額は¥3,677,735!!

 

 

点検パックの¥88,100は車検までカバーしてこの価格との事です。

3年以上乗るのであればこの辺りは必要ですよね。

 

このようなツイートもしましたが、ディーラーオプションの電子インナーミラーと前後ドライブレコーダーの同時取り付けは出来ないとの事でした。

ご検討中の方の参考になれば。

 

 

ディーラーオプションはこのようなラインナップです。

ディーラーオプション内容

※( )はカタログ価格

■フロアマットプレミアム ¥44,800(42,900)

■テールゲートスポイラー ¥51,260(44,000)

■ライセンスフレームセット(ベルリナブラック) ¥14,355(13,200)

■スタンダード7インチナビ204VFI ¥159,610(140,800)

■TVフィルムアンテナ ¥7,150

■ナビアタッチメント ¥2,200

■ドラレコ前後パッケージ ¥88,990(59,400)

 

このようになりました。

前後のドラレコと電子インナーミラー(アドバンスドルームミラー)¥74,800は併せて取り付けできると良いなと思います。

電子インナーミラーにすると私みたいに奥さんとの身長差が10センチ位だと調整の必要がないんです。

そういう部分でも便利なので。

以上です!!

最後まで読んで頂きましてありがとうございました!!

 

 

ブログ仲間のくるすぺさんがアップされているシビック内外装の動画です。

こちらもご覧になって見て下さい。

おもしろいですw

 

 

 

シビックハッチバックの公式HPです。

 

 

 

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